お知らせ

観光庁の観光再生支援事業に採択されました ― First Step「ななお・なかのと」観光再生プロジェクト

一般社団法人ななお・なかのとDMOが提案した「First Step『ななお・なかのと』観光再生プロジェクト」が、観光庁の令和8年度「能登半島地震からの復興に向けた観光再生支援事業」に採択されました(2026年5月29日 観光庁公表。全国60件の応募から18件を採択)。2026年7月から、能登島をはじめとする七尾市・中能登町で、暮らしと観光がともに持続する地域づくりを目指し、4つのプロジェクトを並行して進めています。

事業の概要

  • 事業名:First Step「ななお・なかのと」観光再生プロジェクト ― UN Tourism「Best Tourism Villages」認定への挑戦 ―
  • 採択事業:観光庁 令和8年度「能登半島地震からの復興に向けた観光再生支援事業」
  • 実施主体:一般社団法人ななお・なかのとDMO
  • 対象地域:七尾市・中能登町
  • 取組期間:2026年7月16日 ~ 2027年1月29日

事業の背景

2024年1月1日の能登半島地震では、七尾市で最大震度6強、中能登町で震度6弱を観測し、当エリアの宿泊拠点である和倉温泉も大きな被害を受けました。公共施設や観光施設の復旧が進み、観光客を迎える環境は少しずつ整ってきましたが、2026年2月時点で営業を再開している和倉温泉の旅館は、20施設のうち9施設にとどまっています。

これまで当エリアの観光は和倉温泉を中心に発展してきましたが、震災によって、その依存構造のリスクも明らかになりました。豊かな自然、食、祭り、歴史文化といった地域資源をあらためて磨き上げ、七尾駅前・和倉温泉・能登島を結ぶ周遊のかたちをつくり、地域全体で観光の力を底上げしていくことが求められています。

第2次ななお・なかのと観光振興プランとの関係

当DMOは2026年2月、「旅する人も、迎える人も、幸せになる能登へ。」を掲げた「第2次ななお・なかのと観光振興プラン」(計画期間:令和8〜12年度)を策定しました。本事業は、このプランで「優先的に取り組むプロジェクト」としたものを、国の支援を受けて具体化するものです。

  • PJ① 能登島観光振興の強化 ⇔ プラン❶ DMO運営体制整備と能登島観光振興
  • PJ② 震災学習プログラムの開発 ⇔ プラン❷「創造的復興」震災学習ツアーの造成
  • PJ③ デジタルノマドの誘致2.0 ⇔ プラン❸ デジタルノマド向け長期滞在プランの造成・PR
  • PJ④ 高付加価値ガイド及び観光人材の確保・育成・定着 ⇔ プラン❺「ななお・なかのとローカルガイド」認定制度と人材バンクの創設

プランの内容は、「第2次ななお・なかのと観光振興プラン策定」(2026年3月9日のお知らせ)からご覧いただけます。

4つのプロジェクト

PJ① 能登島観光振興の強化

能登島では道路などのインフラの仮復旧が進み、のとじま水族館や能登島ガラス美術館などの観光施設も再開しています。島の自然・文化・祭りといった地域資源を調査し、島で営みを続ける事業者・団体のみなさまを訪ねて、その取り組みを記事として記録・発信します。7月から宿泊・観光事業者のみなさまへの聞き取りを始めており、地域のライターによる取材記事を順次公開していきます。あわせて、能登島の魅力を伝える地域PR動画の制作準備を進めています。地域の事業者による意見交換の場(ワークショップ)も、11月から順次開いていく予定です。

PJ② 震災学習プログラムの開発

能登半島地震の経験と教訓を次の世代へ伝えるため、語り部による講話、復興の現場の視察、防災学習などを組み合わせた震災学習プログラムを、教育旅行・企業研修向けに開発しています。東日本大震災の被災地・岩手県釜石市で震災学習に取り組んできた河東英宜氏(株式会社かまいしDMC 代表取締役)を招き、9月に第1回の現地視察を行いました。11月・12月には、企業研修向けプログラムの検証を予定しています。

PJ③ デジタルノマドの誘致2.0(受入体制の構築)

デジタルノマドをはじめ、長く滞在しながら地域と関わる方々の受け入れ環境を整えます。令和7年度の実証事業で見えてきた宿泊・仕事の環境・交通の課題の改善に取り組み、地域のみなさまとの交流を通じて「暮らすように滞在する観光」を広げます。9月にはお熊甲祭の時期にあわせて能登島などに滞在いただくFAMツアーを実施し、受け入れの課題を洗い出しました。8月からは、七尾市内に2週間から1か月ほど滞在いただく長期滞在の受け入れも行っています。

PJ④ 高付加価値ガイド及び観光人材の確保・育成・定着

世界農業遺産「能登の里山里海」の文化や、震災からの復興の歩みを自分の言葉で深く語ることができるガイドと、次代の観光を支える人材の確保・育成・定着に取り組みます。9月には欧米豪の旅行会社を招いたモニターツアーを実施しました。

UN Tourism「Best Tourism Villages」への挑戦

「Best Tourism Villages」は、UN Tourism(世界観光機関)が2021年から実施しているプロジェクトです。持続可能な開発目標(SDGs)に沿って、観光を通じて文化遺産の保全や持続可能な開発に取り組む優良な地域を認定するもので、2025年までに世界で236地域、日本では12地域が認定されています。日本からの応募は、観光庁による国内審査を経て推薦される仕組みです(観光庁ウェブサイトより)。

第2次ななお・なかのと観光振興プランでは、能登島の観光振興について、将来的にこの認定を目指すことを掲げています。本事業では、この挑戦をきっかけに、能登島の自然や暮らし、文化の価値を地域のみなさまと一緒に見つめ直し、持続可能な観光のあり方を考えていきます。認定の基準に照らした情報の整理も進めますが、実際に申請するかについては、地域のみなさまとの話し合いを重ねながら判断します。

本プロジェクトの進捗は、当サイトで随時お知らせします。取材や取り組みへのご協力など、地域のみなさま・事業者のみなさまにお願いする機会があるかと存じます。何卒よろしくお願い申し上げます。

本事業は、観光庁の令和8年度「能登半島地震からの復興に向けた観光再生支援事業」により実施しています。

関連リンク

お問い合わせ:一般社団法人ななお・なかのとDMO(和倉温泉お祭り会館内)/〒926-0175 石川県七尾市和倉町2部13番地1/TEL 0767-62-0900

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